毎年熱気球の世界大会が開催され、田畑などの田園風景が広がる佐賀平野から、少し山あいに入った佐賀市松梅地区で栽培されているゆずを使用しています。

ゆずの木の枝には大きなトゲがいくつもあり、収穫はトゲに刺されながらの大変な作業です。手や腕には生傷が絶えず、何度もゆずの生産をやめようかと考えられたそうですが、当社の商品に欠かせない原料の一つであることをご理解いただき、頑張っていただいてます。

本品に使用しているゆずの生産者の西坂氏（写真）は、ゆずの他にもこの地域の名産である柿を栽培し、自宅に隣接する作業場では干し柿も作っています。ゆずを収穫する秋には、軒に吊り下げられた見事なオレンジ色のカーテンを見ることができます。

ゆずの果皮と果汁を
たっぷり使用

冬場に収穫されるゆずは、ゆず特有の風味を損なわないように採れたての果実を一気に処理し、すりおろした果皮と搾った果汁を冷凍保存しています。
本品の製造の際には、使う分だけを解凍することで、採れたてのゆずの風味がよみがえります。

採れたてのゆずを一つずつ丁寧な手作業で皮をすりおろし、果汁を絞っていきます。山のように収穫されたゆずと向き合い、黙々と一つ一つこなしていく作業は気が遠くなる作業ですが、1年分のゆずを数週間かけて一気に処理していきます。

この時期の作業場は、ゆずの香りが部屋いっぱいに広がります。

ゆず特有の風味に、コガヤオリジナルの万能調味料による辛味と旨味がプラスされているので、冬は鍋やおでん湯豆腐などに、夏場はそばやそうめんなど、肉でも魚でも麺類でも、何にでも付けてお楽しみ下さい。