唐辛子の伝来
コロンブスが1493年に初めて唐辛子を新大陸からヨーロッパへ伝えたとされていますが、その後、アジア中国へは明朝末期(1640年頃)までに伝わったとされています。
日本への伝来はポルトガル人が1542年に伝えたという説もありますが、豊臣秀吉または加藤清正が1590年代に朝鮮半島より日本に持ち帰ったという説、1605年に南蛮よりタバコと同時かその前後に伝来したという説など諸説あります。
また前述の「豊臣秀吉が朝鮮半島より持ち帰ったという説」とは逆に、朝鮮に残る記録によれば、唐辛子は日本より伝来したと書かれたものもあります。日本から伝わったルートは豊臣秀吉の朝鮮侵略のときか、それ以前の倭冦(九州に基地を持った「海賊貿易船」)が運んだとみられています。
この説が本当の場合、世界に知られる唐辛子の消費地となったというイメージを作っている韓国・朝鮮の「キムチ」のルーツは、一部日本であるということとなります。
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